「YMYL」というGoogleの地雷原: 個人ブロガーが絶対に避けるべき“死の領域”とは?

ブログ学科

「お金持ち養成大学」へようこそ。
ブログを始めると、すぐに「稼げるジャンル」の噂を耳にするでしょう。
「クレジットカードのアフィリエイトは単価が高い!」
「美容・健康サプリは市場がでかい!」

目の色を変えて参入しようとするあなたに、私は全力で警告しなければなりません。 「待て。そこは【地雷原】だ」と。

Google検索には、個人ブロガーが絶対に足を踏み入れてはいけない、通称【YMYL】と呼ばれる“死の領域”が存在します。
ここに不用意に店を構えれば、あなたのブログは検索圏外に飛ばされ、誰にも見つけてもらえない廃墟と化すでしょう。

この記事は、Googleの逆鱗に触れず、個人が安全に資産を築くための、ジャンル選定のリスク管理講義です。

第1章:【YMYL】とは何か? 人生を左右する重いテーマ

YMYLとは、「Your Money or Your Life(あなたのお金、またはあなたの人生)」の略語です。 Googleが定めた「人々の将来の幸福、健康、経済的安定、安全性に重大な影響を与える可能性のあるページ」のことを指します。

具体的には、以下のジャンルです。

  1. 【健康・医療】:病気、薬、メンタルヘルス、栄養、筋トレなど。

  2. 【金融・お金】:投資、税金、ローン、保険、クレジットカードなど。

  3. 【法律・公的情報】:離婚、遺言、裁判、ビザ取得、災害情報など。

なぜ、これらが特別扱いされるのか?
それは、もしここに「嘘の情報」や「素人の適当なアドバイス」が上位表示されれば、読者の人生を破壊しかねないからです。
「ガンが治る水」や「絶対に儲かる投資法」が検索トップに出てきたら、Googleの信用問題に関わります。だからこそ、Googleはこの領域を、厳重に警備しているのです。

第2章:Googleの非情なルール「E-E-A-T」

このYMYL領域において、Googleが検索順位を決める際に、何よりも重視する基準があります。 それが【E-E-A-T】です。

  • Experience(経験)

  • Expertise(専門性)

  • Authoritativeness(権威性)

  • Trustworthiness(信頼性)

特に重要なのが【権威性】です。 「誰が言っているか?」が全てです。

  • 医療記事:どこの誰か分からないブロガーより、「医師免許を持つ病院のサイト」が上位に来ます。

  • 金融記事:投資好きの個人より、「証券会社や金融庁のサイト」が上位に来ます。

どれだけあなたが素晴らしい記事を書いても、専門家の肩書き(権威)がなければ、Googleはあなたを「信頼できない情報源」と見なし、検索結果の海に沈めてしまうのです。個人が正面から戦っても、勝率はほぼゼロです。

第3章:地雷原を回避する「ずらし」のテクニック

「じゃあ、健康やお金の話は一切しちゃダメなの?」
いいえ、そうではありません。真正面から「専門家」として戦わなければいいのです。 個人には、個人にしかできない戦い方、【軸ずらし】があります。

  • 【NG】(専門家として戦う)

    • 記事タイトル:「〇〇という病気の原因と治療法を解説」

    • → 医師に勝てないのでYMYL判定で圏外へ。

  • 【OK】(体験者として戦う)

    • 記事タイトル:「〇〇という病気と診断された私が、入院生活を快適にするために買ってよかったグッズ5選」

    • → これは「医療情報」ではなく、個人の【体験談(ライフスタイル)】です。これならYMYLの直撃を避け、独自の価値を提供できます。

「医学的な正しさ」や「金融の法的なアドバイス」は専門家に任せましょう。
あなたは、その悩みを持つ一人の人間としての「リアルな感情」や「生活の知恵」を書くのです。

第4章:お金持ち養成大学はどうなん?

お金持ち養成大学は学部学科を多岐に分けた、雑記ブログで金融や投資だけでなく、専門性のある内容も権威のない私が運営しています。
しかし、一貫している内容が【金持ち父さん貧乏父さん】になぞらえたルートや失敗談を講義にしているということです。

「じゃあ、学園長。この『お金持ち養成大学』も金融(YMYL)だからアウトじゃないですか?」
そう思ったあなたは鋭い。確かに、真正面から「投資の専門家」として振る舞えば、このブログもアウトです。

だからこそ、私は第3章で話した【軸ずらし】を徹底しています。
私は投資の内容でお伝えすると「金融のプロ」としてではなく、「数々の失敗をしてきた一人の投資家の『体験談』」として、このブログを書いています。
「この株を買え」ではなく、「私はこの株を買って失敗した」と書く。これなら、YMYLの爆撃を避けつつ、読者に価値を届けることができます。

YMYLは死の領域ですが、抜け道(個人の物語)はあります。
しかし初心者がいきなりここを目指すのは、武器を持たずに戦場に行くようなもの。まずは安全地帯で体力をつけてから、挑むべき場所なのです。

まとめ:あなたは“専門家”ではなく“先輩”たれ

YMYL領域で、専門家(医師や弁護士)のフリをしてはいけません。 それは、読者にとっても、あなたにとっても危険な行為です。

あなたが目指すべきポジションは、先生ではなく、【同じ悩みを一足先に経験した先輩】です。

今日からあなたは、リスクを冒す無免許医ではありません。 等身大の経験を語り、読者に共感とヒントを与える、賢明なる人生の先輩なのです。

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