【移動平均線(MA)とは?】株価の未来を読む、最強のトレンド分析ツールを徹底解説

投資分析・短期トレード・基礎用語学科

「この株、今が買い時なのかな?」
「今のトレンドは、上昇?それとも下落?」
「テクニカル分析って、何だか難しそう…」

もしあなたが、そんな風に感じて投資の判断に迷っているのなら、この記事で紹介する「移動平均線」が、あなたの強力な「羅針盤」になるかもしれません。

結論から言います。
移動平均線は、数あるテクニカル指標の中で、最もシンプルで、最も多くの投資家が利用している、トレンド分析の王様です。

この記事では、この最強ツールの正体と、具体的な使い方(特に有名なゴールデンクロスデッドクロス)を、誰にでも分かるように徹底解説します。

この記事を読み終える頃には、あなたは株価チャートのギザギザの向こう側にある、大きな「流れ」を読み解くための、新しい視点を手にしているはずです。

そもそも「移動平均線」とは?

難しく考える必要はありません。
移動平均線とは、一言で言えば
「ある一定期間の株価の『平均値』を線で結んだもの」 です。


出典:https://fx-quicknavi.com/

毎日変動するギザギザの株価(ローソク足)を、この線でなめらかにすることで、「今、株価が上昇トレンドにあるのか、下落トレンドにあるのか」という、大きな方向性を、視覚的に一目で把握することができます。

よく使われる「3本の線」

チャート上では、よく期間の異なる3本の線が表示されます。

  • 短期線(例:5日移動平均線):直近5日間の株価の平均。短期的なトレンドを示す。

  • 中期線(例:25日移動平均線):直近25日間の株価の平均。中期的なトレンドを示す。

  • 長期線(例:75日移動平均線):直近75日間の株価の平均。長期的なトレンドを示す。

最強の売買サイン:「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」

では、この線をどう使えば、売買のタイミングを計れるのでしょうか?その最も有名で、強力なサインが2つあります。


出典:SBI FXトレード

1. ゴールデンクロス【最強の買いサイン】

短期線が、中期線や長期線を「下から上に」突き抜けること。

  • 意味:短期的な勢いが、中長期的な勢いを上回り始めたことを示します。これは、本格的な上昇トレンドへの転換を示唆する、非常に強力な「買い」のサインとされています。

2. デッドクロス【最強の売りサイン】

短期線が、中期線や長期線を「上から下に」突き抜けること。

  • 意味:短期的な勢いが、中長期的な勢いを下回り始めたことを示します。これは、本格的な下落トレンドへの転換を示唆する、非常に強力な「売り」または「空売り」のサインとされています。

【実践編】移動平均線の使い方 3ステップ

  1. チャートに線を表示させる
    お使いの証券会社のトレーディングツールで、チャートの設定画面を開き、「移動平均線(MA)」を選択し、期間(長期運用では日足のローソク足で75日、100日、200日など)を設定します。

  2. 線の「向き」と「順番」を見る

    • 向き:3本の線がすべて右上を向いていれば、強い上昇トレンドです。

    • 順番:上から「短期線 → 中期線 → 長期線」の順番に並んでいる状態は、最も安定した上昇トレンド(パーフェクトオーダー)と呼ばれます。

  3. 「クロス」の発生を待つ
    上記の「ゴールデンクロス」や「デッドクロス」が発生しないか、注意深く観察します。

【最重要】注意点:移動平均線は「万能」ではない

  1. 遅効性(ちこうせい)の指標である
    移動平均線は、過去の株価の平均から作られているため、実際の株価の動きよりも、必ず少し遅れて反応します。最安値で買い、最高値で売るためのツールではありません。

  2. 「ダマシ」がある
    株価が一定の範囲で上下する「ボックス相場(レンジ相場)」では、ゴールデンクロスとデッドクロスが頻繁に発生し、その通りに動かない「ダマシ」が多くなります。移動平均線は、明確なトレンドが発生している時に、最も効果を発揮します。

  3. これ一つで判断しない
    移動平均線は非常に強力なツールですが、これだけで全ての判断を下すのは危険です。RSI(アールエスアイ)MACD(マックディー)といった他のテクニカル指標や、出来高と組み合わせて、総合的に判断することが重要です。

まとめ:移動平均線は、あなたの「羅針盤」

移動平均線は、未来を100%予言する魔法の杖ではありません。
しかし、荒波の株式市場において、あなたが今進むべき方向(トレンド)を示してくれる、最も信頼できる「羅針盤」の一つです。

さあ、あなたも今日から、お気に入りの銘柄のチャートにこの線を表示させ、株価の大きな「流れ」を読む訓練を始めてみませんか?

タイトルとURLをコピーしました