「お金持ち養成大学」へようこそ。
YouTubeを始めようとする時、多くの人が高い機材を買い揃え、編集ソフトの使い方を必死に勉強し、完璧な台本を用意しようとします。
「誰に見せても恥ずかしくない、最高傑作を作ってデビューするんだ!」と。
しかし断言します。
その「最高傑作」が日の目を見ることは、永遠にありません。なぜなら、あなたは途中で力尽き、動画を一本もアップロードすることなく挫折するからです。
YouTubeにおいて、初心者の最大の敵は、アンチでもアルゴリズムでもありません。 あなた自身の心の中にいる【完璧主義】という名のモンスターです。
この記事は、あなたが「質」という呪縛から自らを解き放ち、まずは泥臭く「量」を積み上げることで、最短最速で成長するための、マインドセット講義です。
第1章:最初の100本は誰にも見られない「ゴミ」だ
残酷な事実をお伝えします。
あなたがどれだけ時間をかけて作った渾身の1本目も、プロから見れば、そして半年後のあなた自身から見れば、見るに耐えない【ゴミ動画】です。
これは、あなたの才能がないからではありません。動画制作とは、それほど高度なスキル(企画、撮影、照明、音響、編集、トーク)の集合体だからです。
自転車に乗ったこともない人が、いきなりツール・ド・フランスに出ようとするようなものです。まずは補助輪をつけて、何度も転びながら練習するしかありません。
しかもYouTubeのシステム上、開設したばかりのチャンネルの動画は、検索にも関連動画にもほとんど表示されません。
どうせ誰にも見られないのです。だったら、恥をかくことを恐れず、練習だと思って【60点の動画】を世に出し続ける方が、よっぽど賢明なのです。
第2章:【量質転化】の法則 ― 量をこなした者だけが質に到達する
「質より量」と言うと、「粗製乱造しろということか?」と反論されます。
違います。『圧倒的な「量」をこなす過程でしか、「質」への転化は起こらない』という、芸術とビジネスにおける絶対法則の話をしているのです。
陶芸教室の実験をご存知でしょうか? 生徒を2つのグループに分けました。
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Aグループ:「量」で評価する(作った作品の総重量で採点)。
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Bグループ:「質」で評価する(提出する最高の1作品の出来栄えだけで採点)。
結果、最も美しい作品を作ったのは、どちらのグループだったと思いますか? 答えは、【Aグループ(量)】でした。
Bグループが「最高の作品とは何か」を頭の中でこねくり回している間に、Aグループは失敗を恐れず粘土をいじり倒し、試行錯誤を繰り返すことで、結果的に技術(質)を向上させたのです。
YouTubeも同じです。1本の動画に1ヶ月かけるより、3日で1本作り、1ヶ月で10本の失敗データを得る方が、遥かに成長スピードは速いのです。
第3章:最初の半年は「壮大な実験期間(サンドボックス)」
YouTubeを始めてからの最初の半年間、あるいは登録者1000人に行くまでの期間は、ビジネスを行う期間ではありません。 あなたのチャンネルの方向性を探るための【実験期間(サンドボックス)】です。
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「真面目な解説動画」を出してみる。
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「エンタメ寄りの企画」をやってみる。
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「Vlog(日常)」を撮ってみる。
何が当たるかは、出してみないと分かりません。
あなた自身が「これはイマイチだ」と思った動画がバズり、「これは自信作だ」と思った動画がスベる。それがYouTubeの日常です。
正解はあなたの頭の中ではなく、【市場(視聴者の反応)】の中にしかありません。
まずは100本、バットを振り続けてください。そうすれば、必ず「あ、当たった!」という手応えのある動画が出てきます。そこが、あなたの鉱脈です。
第4章:学園長がゴミを量産する理由
私もこの法則を知ったのは、初めてのYouTubeでの活動です。
完璧を追い求めてクオリティーの高い動画、編集、ネタを追い求めてモチベーションが続かずにあっけなくYouTubeから離脱しました。ブログも同じです。
何故、私がほぼ無編集でブログ記事を出し続けるのか?
今活動しているYouTube音楽もほぼ静止画で出し続けるのか?
それは量産にこそ力が養われ、継続力が保たれていくと学んだからです。
それでもこのブログをはじめ、YouTube音楽のほうも有難いことに固定のファンが増えてきております。
一番重要なことは、クオリティーが低くても楽しく継続できること。それによってコミュニティが形成されて、質が低くてもユーザーになってくれるという確信を持ちました。
もちろん、ゴミと表現していますが、それは編集であり、中身(記事内容や曲の歌詞)に妥協はしていませんよ(^^♪
継続1年目にはクオリティーも徐々に求めていこうと考えています!
まとめ:あなたは“泥臭い実験者”たれ
YouTubeは、華やかなステージではありません。
誰も見ていない地下室で、黙々と実験を繰り返す研究室です。
失敗動画は、恥ずべき黒歴史ではありません。 成功データを得るための、尊い「検体」です。
今日からあなたは、完璧を装う芸術家ではありません。 失敗を恐れず、泥臭くデータを積み上げる、勇敢なる実験者なのです。
